ゲームのあとの祭り

サッカーの試合を観て思ったことを書きます。

人にやさしく

昨日の天皇杯2回戦、ベルマーレは北海道教育大学岩見沢校を相手に迎え、前半にキャプテンの高山薫が挙げた1得点を守りきって1-0の勝利。


7月11日に行われる3回戦へと駒を進め、夢のACL出場にまたひとつ近づきました。

ちなみに相手はV・ファーレン長崎。

これで今シーズン4度目の対戦となります(笑)

8月にリーグ戦のアウェイゲームもあるので、2月のリーグ開幕戦から半年間のあいだに5回も当たることになりました(苦笑)


さて、昨日の試合後にベルサポ界隈で話題になっていたのがチョウさんの監督コメント。

松田天馬、鈴木国友、山口和樹の大卒ルーキー3人に対してかなり厳しく言及していました。


うーむ、かなりボロクソに言っていますね。笑

チョウさんなりの愛情の裏返しとも言えますが。


試合を見ていないので何とも言えませんが、お前たちこんなところで燻ってる暇はねえぞ!というメッセージと取れるかも。

3人とも今年23歳になるわけですが、世界のサッカー情勢を見ていくと、天馬くらいの歳でチームの核になっている人たちは山ほどいます。

そのぶん、居るチームによって試合に出る出ないの細かい違いはありますが。


ピッチの上で躍動してほしいのは当然のこととはいえ、1人の選手が試合に出れたら誰か1人の選手は試合に出れない。

彼らがそういう世界に身を置いているからこそ、普段の生活から引き締めて生きなさい。とチョウさんは伝えたかったんだと思います。


あとは、週末にルヴァンカップのプレーオフ第2戦があるので、チームの雰囲気をもう一度ピリッとさせる狙いもあったのではないかと。

チョウさんならそういうこと考えそうなので(笑)


“やさしさだけじゃ 人は愛せないから”

“ああ なぐさめてあげられない”

“期待はずれの 言葉を言う時に”

“心の中では ガンバレって言っている”

“聞こえてほしい あなたにも”

“ガンバレ!”


人にやさしく、明日もALIVEしていきましょう!

天皇杯プレビュー

皆さま、おはようございます。


いよいよ梅雨入りしましたね。

汗っかきの僕にとって試練の時期がやってきました。笑

外出の際、タオルが手放せなくなってくるので困っちゃいますね。汗


前置きはさておき、本日は天皇杯2回戦、北海道教育大学岩見沢校との対戦です。

1回戦では山梨県代表の韮崎アストロズと対戦し、PK戦を勝ち抜いて2回戦の進出を決めてきました。

韮崎と聞いてピンと来た方は、かなりのベルマーレ歴をお持ちの方かと思います(笑)


さて、ベルマーレは先週末のルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦から中3日を空けての

公式戦の試合となります。

今週末にはプレーオフステージの第2戦、今度は仙台のホームに乗り込んでの試合となりますので、かなりターンオーバーを敷いてくるのではないかと予想してます。


先週の試合で先発フル出場を果たした秋元、山根、大野、岡本、野田、俊介の6人と、後半34分までプレーしていた梅崎はおそらく休ませるでしょう。


前述のグループの枠に入っていなかった、先発フル出場組の未月、坂の2人と、後半41分までプレーしていた表原は他の人たちと比べると年齢は若いし回復も早いと思うので、メンバー入りくらいはさせるはず。

途中出場の端戸、広教、金子は時間が短かったので支障はほぼ無いと言っても良い。


以上のことを踏まえて、今夜のメンバーを予想してみました。


スタメン


GK 富居

DF 岡崎 バイア 島村

MF 広教 天馬 金子 高橋

FW 端戸 国友 高山


リザーブ


後藤、坂、征也、未月、表原、山口、新井


俊輝の疲労状況がどこまで改善されているか。


アレン、ミキッチの旧ユーゴコンビの試合勘を取り戻す贅沢をさせるのか(笑)


薫ちゃんの思い切りの良さが復活する機会を与えるのか。


様々な要素が絡んでくるとは思いますが、土曜の試合に向けて良い流れを作る為に、出場する人たちは目の前の試合に全力を注いで、チームの健康状態をまたひとつ上向きにさせる活躍をしてもらいたいなと思います。


屋根の下で試合観れると良いなあ。

JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ第1戦vsベガルタ仙台

サッカーブログ、初めてみました。

暇があったら読んでみてください。


早速、僕が応援している湘南ベルマーレについて。


昨日の仙台戦、ホームで先勝出来た1番の要因は前回対戦の時の前半でほぼ何もさせてもらえなかった守備でしっかりと仙台対策を立ててそのプランを選手たちがキツいながらもしっかりと任務を遂行しきったこと。



前回、ゴールデンウィークの時に行われたリーグ戦での試合は前半3分に失点、PKを2回も与えて試合後にチョウさんが「今まで指揮してきた中で一番酷かった前半」と吐露したほどのやられっぷり。


なぜ、あそこまでやられてしまったのか。

1失点目なんかがまさしくそうでしたが、仙台は現代サッカーを語る上で欠かせない概念、「5レーン理論」を採用してくるチームです。


この5レーン理論の中で特に重要視されるのが「ハーフスペース」。

凄く大雑把に言うと、ピッチを縦に5分割した時に出来る中央のレーンと両サイドのレーンの間のスペース。

説明するとかなり長くなるので端折りますが(笑)、世界のサッカーの戦術でスタンダードとみなされている理論であり概念です。

(詳しくは「砕かれたハリルホジッチ・プラン」という著書を読んでください)←人任せか(笑)


話が逸れました(笑)

前回対戦でベルマーレが仙台相手に大いに手こずったのはこの「ハーフスペース」を仙台に上手く使われてしまったのが大きな要因でした。

ハーフスペースを軸に攻撃を展開してくるので、流動的にプレーする相手を捕まえきれずにピッチ上での選手たちは混乱に陥り、一言で言うところのパニック状態でした。


その反省を踏まえ、昨日のベルマーレ陣営は仙台の「ハーフスペース有効活用作戦」に対抗すべく、基本システムはそのままに、(調子の良し悪しがありながらも)対策を抜かることなく遂行できる選手を起用。

前回対戦の時の大きな違いとしては、梅崎、未月、坂が前線と中盤と最終ラインに入りました。


まずは、野田、俊介と共に3トップを形成した梅崎を含めての説明を。3人に与えられた任務は仙台の最終ラインと2シャドーの背後に位置を取る野津田と奥埜の計5人に圧力をかけること。

無闇にボールを奪いに行ったりするのではなく、最終ラインから中盤へのパスコースを限定することが前提にあります。


まずは俊介と梅崎が仙台のCBの両サイド、右の平岡と左の常田から送られるであろうパスコースを限定し、仙台のIHの野津田と奥埜へ最短距離で届くはずのルートを消しにかかります。


このパスルートが使われるのが前述の「ハーフスペース」であり、ハーフスペースを真っ先に使われないように注意を払います。


「ハーフスペース」が前よりも使いづらくはなっても、それを囮にして中央のレーン、サイドのレーンを使えば良いんじゃ?となった仙台ではあっても、サイドのレーンに陣取る右の蜂須賀、左の関口は調子の良いベルマーレの表原、岡本のマッチアップに終始しないといけなくなり、そうなると次に使うのは中央のレーンとなります。


しかし、中央のレーンには仙台にとって「小さくて大きな壁」なボールハンターが待ち構えていました。

そう、湘南スタイルの申し子的存在、持ち味のボール奪取能力と縦への推進力に加え、ボールを扱う技術にも進歩が見られる齊藤未月くんが待ってました!とばかりにボールを刈り取る刈り取る(笑)


バイタルエリアの狩人状態の齊藤未月が和製エンゴロ・カンテと化し、仙台の攻撃の芽をこれでもかと摘み取ることで、仙台の重心は(先に失点して)高いけれど傾くに傾けない、まさにカオス(混沌)となってしまいました。


先に得点を奪って仙台にカオス状態を引き起こしたベルマーレは、ボールを奪えば未月が前へ力強く運んだり、俊介か梅崎が巧みに中盤まで下りてきて選択肢を増やしたり、サイドから岡本、表原が果敢に仕掛けたり。

多彩に攻勢を仕掛けて試合のリズムを自分たち仕様にします。


一方、最終ラインにはバイアよりも機動力とビルドアップ能力に長ける坂圭祐が最終ラインの中央に入りました。

細身ながらも強靭なフィジカル能力を持つ石原直樹、小柄で技術も馬力もある阿部拓馬という簡単な相手ではない2トップと対峙しましたが、坂自身も小柄で強烈なフィジカルモンスターな選手。


むしろ、地上戦ならどんと来い!くらいの感じでフツーに対応できちゃった坂のポテンシャルの高さも仙台の攻撃をシャットアウト出来た要因の一つ。

両サイドの山根、大野も周囲と連携を上手く取りながら仙台の攻撃に対する包囲網を形成していました。


選手の能力と調子のバランスの良さを打ち出した起用法と仙台相手に施した対策が素晴らしくハマっていた昨日の試合。

審判の判定の基準に?マークが浮かんだのはそれとして(笑)、チョウさんがベンチで観ていて楽しかった、と言ったのが全てだったのではないのでしょうか。


とりあえず、ホーム&アウェイの第1戦でアウェイゴールを与えなかったのは非常に大きい!


アウェイでの闘いは仙台も攻撃にかなり比重を置いて闘ってくることでしょう。


水曜日に行われる天皇杯含め、どのような闘い方を計画してくるのか、注目しながら今週を乗り切りたいと思います。