ゲームのあとの祭り

サッカーの試合を観て思ったことを書きます。

補強雑感(前編)

本日、ベルマーレの新体制が発表された。


なので、補強と放出について振り返りたいと思う。


ゴールキーパー


加入  松原修平(←J3・ザスパクサツ群馬)


放出  後藤雅明(→J2・ツエーゲン金沢)


正守護神の秋元陽太、第2GKの富居大樹、第4GKの真田幸太は残留。

入れ替えがあったのは第3GK。


J3の群馬でほぼ全試合に出場し、上のカテゴリーからの引き抜きは間違いなくあると言われていた松原を呼び寄せ、来季が大卒3年目となる後藤に実戦機会を与える為の放出を決めた。

GKとしては上背は低いものの(183センチ)、26歳と伸び盛りな年齢の選手を獲得したということは、近未来の秋元の後継者としての候補を獲得した狙いがあったのかも。


センターバック


加入  フレイレ(←J1・清水エスパルス)

         ラファエル デュマス(←ブラジル・CRフラメンゴ)

          福島隼斗(←大津高校)


放出  アンドレ・バイア(契約満了)

          島村毅(現役引退)

          岡崎亮平(→J2・FC琉球)


昨季と違い、明らかに層も質も増したポジションであるのは間違いない。

昨季の清水でレギュラーのCBだったフレイレ、(プレー集を見る限り)歳を若くしたバイアという印象を抱かせる25歳のデュマス、高卒の時点でチョウさんに「欠点を探す方が少ない選手」と評された福島を加入させ、3バック・4バックのどちらのやり方にも踏み切れるような陣容を揃えた。


特に、フレイレとデュマスは高さと強さを兼ね備え、3バックのどこに配置しても問題はなさそう(フレイレなら右・中央、デュマスなら中央・左)で、また、昨季の守備ユニット、山根視来・坂圭祐・大野和成の立場を十分に脅かすのは間違いないはず。


ピッチ内外でチームへの貢献度が高かったバイア、在籍最年長でサポーターからの信頼が厚かった島村、下部組織出身の岡崎の3人については、バイアは年齢(今季で36歳)と3バックの中央しか出来ないところ、島村は明らかな衰え、岡崎は故障癖がそれぞれネックになってしまった印象がある。


センターハーフ(ボランチ)


加入  秋野央樹(←J1・柏レイソル)


放出  石川俊輝(→J2・大宮アルディージャ)


このポジションに関して言うと、やはり触れておきたいのは石川俊輝の流出。

複数のポジションをこなせて、プレーでも心配りでも絶妙に気が遣える石川の放出はかなり痛い。

秋野央樹を完全移籍で獲得出来たからまだ良いものの、秋野が完全にチームの核になるか、あるいは齊藤未月、金子大毅が選手としてもう一皮剥けて中心選手に成り上がらないと、長いシーズンを闘えない。

もし、夏の移籍期間で選手獲得に動くとしたら、真っ先に穴埋めするポジションはボランチだろう。


だいぶ長くなりそうなので、後編へ続く。笑