ゲームのあとの祭り

サッカーの試合を観て思ったことを書きます。

トップvsユース

福島ユナイテッドとのプレシーズンマッチが終わった直後、ベルマーレのトップチームvsユースチームの試合(30分1本)が行われました。




福島戦の後半から引き続きの出場は新戦力はキーパーの松原、大卒2年目の坂、松田、山口。


この試合から鈴木国友、柴田壮介が出場。


福島戦の前半に出場していた金子、大橋、小野田、鈴木冬一も再びプレー。


ユースチーム所属で現役の世代別日本代表の主力選手でもある横川旦陽(あさひ)が3バックの右で出場。


年齢が比較的に低めの選手たちのメンバー構成で臨んだ同門対決は、普段の公式戦よりも遥かに大きな注目を集めたユースっ子たちが、連携が構築する段階のトップチームを大いに圧倒。


左サイドの11番、7番の小気味よいプレーに乗せられるように、他の選手たちも躍動。


試合は0-0でしたが、湘南スタイルを清々しく発揮しているユースの選手たちのプレーは、ユースの試合を観ることが少ないサポーターたちに大きなインパクトを残したことは間違いないでしょう。


トルコキャンプ行きの切符を掴んだのはどの選手かな?

PSM福島ユナイテッド戦

チームが始動して1週間、昨日は近年恒例のプレシーズンマッチが行われ、ベルマーレは業務提携しているJ3・福島ユナイテッドFCと対戦しました。


キックオフ〜前半20分過ぎまで




ベルマーレは2016年でのPSM福島戦、昨シーズンの開幕戦で採用した1-3-3-3-1システムに選手を当てはめ、オフに加入したフレイレ、小野田、鈴木冬一、武富、中川を起用。


対する福島は1-4-4-2の慣れ親しんだやり方を採用。

元ベルマーレの阪田章裕(09〜10年在籍)、樋口寛規(14年在籍)がセンターバック、2トップの一角としてそれぞれ出場。


ベルマーレはワントップの山﨑凌吾の後列に位置する3人(梅崎・武富・中川)が状況に応じて秋野の位置まで降りてきて組み立てに参加したり、相手守備への鋭いアプローチを得意としている武富と中川がデュエルを果敢に挑んでショートカウンターを作り出すなど、存在感を発揮。


3バックは3人中2人が新戦力ということもあり、金子大毅が統率をしていたのがとても印象的でした。

気づけばスルスルと中盤の位置まで上がって攻撃の組み立てに関与していたり、ということもあったので、彼のプレーの幅が広がれば、チームの闘い方の幅もより広がるかと思われます。


前半20分過ぎ〜終了まで




秋野→未月、梅崎→レレウ、山﨑→大橋、という選手交替。


最終ラインもフレイレと金子の位置を入れ替える、というやり方をしていましたが、前半28分に福島が湘南の右サイドを崩し、サイド深くのクロスから得点を挙げます。

得点シーンに関しては、福島の選手たちの崩し方が見事でした。


ベルマーレも新加入のレレウが攻撃の組み立て役となり、大橋祐紀、鈴木冬一、新井光の若さ溢れるアタッカー陣がゴールを狙いますがネットを揺らすまでには至らず、福島の1点リードで前半が終了。


後半開始〜後半半ばまで




システムを慣れ親しんだ1-3-4-2-1に変更。

富居、未月、レレウ以外の選手をごっそり入れ替え、新戦力の古林将太、ラファエル デュマスがピッチへ投入される。


両サイドが古林将太、杉岡大暉といったドリブル突破とゴール前へクロスを送るのが得意な選手を起用したことによりサイド攻撃は活性化。

中盤から齊藤未月が果敢な飛び出しを見せてチャンスは演出したり、最前線の指宿洋史がペナルティーエリア外からシュートを放つなどをしても、得点は奪えず。


後半半ば〜試合終了




レレウ→山口、デュマス→坂の選手交替。


山口はレレウの居た位置にそのまま入り、坂が入ったことで岡本、古林、杉岡がポジションチェンジを行い、最後にまた4バック?を試していたような状態でしたが、そこは見逃してしまっていたので情報を得ていなかったのが悔やまれる。泣


結局同点に追いつけることは出来ずに試合は0-1のまま終了。


とりあえず、色々と発見のあった試合でした。


続きはnoteの方に書きますので、よかったら見てください。笑

補強雑感(後編)

前編からの続き。


サイドプレーヤー(WB、SB)


加入  岡本拓也(←J1・浦和レッズ)

         古林将太(←J1・ベガルタ仙台)

         小野田将人(←JFL・FC今治)

         

放出  高山薫(→J1・大分トリニータ)

         石原広教(→J2・アビスパ福岡)

         藤田征也(→J2・徳島ヴォルティス)

         高橋諒(→J1・松本山雅FC)

         ミキッチ(契約満了)


このオフで一番動きがあったポジション。

浦和レッズから3年連続で期限付き移籍していた岡本拓也が念願の完全移籍を果たし、チョウさんの秘蔵っ子とも言える古林将太が2015シーズン以来のベルマーレを復帰を決め、右サイドはベルマーレ史上ハイレベルな争いが繰り広げられそうな予感。

負傷がちでここ2年間は稼働率の低かった藤田征也、ポジションを違えど、チームへの貢献度が高いにも関わらずバイアとほぼ同じ理由でミキッチも放出されてしまった。


左サイドはフル代表への招集待望論がしきりに出つつある杉岡大暉が絶対的な存在感を放っている。

しかし一方で、高山薫・石原広教・高橋諒といった左サイドを任せられる面々を放出。

高山、高橋は完全移籍だが、杉岡と同年代で昨年の後半戦で大きく実力を伸ばした石原を“あえて”他チームで修行させる道を選ばせた。

ウイングバックを出来る人を奈良輪雄太含めて6人放出したので、もしかしたらウイングバックを置かなくても良い闘い方を採用するかもしれない。


アタッカー(CF、シャドー)


加入  武富孝介(←J1・浦和レッズ)

         中川寛斗(←J2・柏レイソル)

         指宿洋史(←J2・ジェフ千葉)

         レレウ(←ブラジル・アトレチコMG)

         大橋祐紀(←中央大学)

         鈴木冬一(←長崎総科大附属高校)


放出  イ・ジョンヒョプ(→韓国・釜山アイパーク)

         小川慶治朗(→J1・ヴィッセル神戸)

         端戸仁(→J2・東京ヴェルディ)


このポジションも、上積みが出来たと言っても良い。

2014年のJ2優勝メンバーで、その後はずっとJ1でプレーしていた武富、中川を呼び寄せ、武富とは柏レイソルユース時代からの盟友で国内外でのプレー経験が豊富な指宿、(プレー集を見た限り)“湘南の太陽”と呼ばれた天才レフティー、アジエルを彷彿とさせるレレウ、昨年の関東大学2部リーグ得点王で昨季のJ1最終戦にも出場した大橋、セレッソユース在籍時にJ3の出場を果たしている鈴木冬一が加入。


菊地俊介、梅崎司、山﨑凌吾、松田天馬、野田隆之介といった昨季の攻撃陣を牽引したメンバーも残留しており、どのような共存を見せるのかが非常に気になるところ。


ただ、新体制の発表がされたにもかかわらず、韓国語通訳のスタッフが居るのに韓国人選手が居ない、ということがあったので(笑)、ひょっとするとまだ選手の加入があるのかもしれませんね。


いよいよ明日からチームが始動!


今季の闘いが楽しみだ!!!