すべては日程のせい。
ルヴァンカップの優勝から中2日で臨んだジュビロ磐田戦は0-1の敗戦。
スタメンは土曜日のマリノス戦から変更なし。
選手たちの動きそのものは重かったが、ジュビロのクオリティもそこまで高くはなかった。
前半が始まってからはジュビロペースだったけど、ベルマーレもゴール前まで攻め込むシーンまでは行けていたし。
が、しかし。
一瞬の隙を突かれて、ベルマーレの天敵とも言うべき川又堅碁にゴールを許し、心に重くのしかかる先制点を許してしまう。
後半開始からジョンヒョプを入れたり、菊地俊介を入れたりしても、全体的な疲労と疲弊がチームを支配し、更には周りにどう思われようと絶対に勝ちたい意欲を示し続けたジュビロの圧力に屈する場面が目立ち、小さなミスが積み重なってただただ時間だけが過ぎていくもどかしい展開。
結果、ベルマーレは“シックス・ポインターズマッチ”を落とした。
振り返ると、チョウさんの選手の起用策には大きな疑問符がつく。
大事な試合を自ら手放した印象が見受けられるだけに、余計そう捉えてもおかしくない。
勢いを落としたくない、という狙いがあったとは思うが、選手が疲弊しきっていたのは明らかで、“湘南版ストーミング”はルヴァンカップ決勝の前半の半分のクオリティも出せなかったと思う。
ルヴァンカップ決勝のように試合前からの準備が整えられていれば問題はないのだが、今季は先制されると勝利がない、というデータがあるように、先手を取られると選手たちが頭と身体に重りをつけたようなプレーをしてしまうのがベルマーレの現実だ。
事実、そのような状態に陥った時、チョウさんを含めたコーチングスタッフはその重りを取っ払う方法を身につけてないのか知らないのかは分からないけど、相手の優位性をひっくり返す術を持ち合わせていないのがチームが抱えてる大きな問題でもある。
まあ、この試合に関しては過密日程のど真ん中の試合ということもあって、選手は精神的にも体力的にもキツイ中で試合に入り、コーチングスタッフはスカウティングはしていてもそれを充分に落とし込めない、というジレンマに陥っていた可能性も無くはない。
そういった意味でも、負ける試合になるというのは試合前からそうなるように導かれていたのかもしれない。
さあ、次の試合は2日後の清水エスパルス戦。
今は下を向いたって、後ろを振り返ったっていい。
いざ試合になったら、上を向いて、前を見て突き進めば良いんだ。
90分×4試合、残された時間で何を残せるかな?
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